地域医療構想は、都道府県が中長期的な人口構造や地域の医療ニーズの変化を見据えながら、医療機関の報告や地域関係者の協議を踏まえて策定される。良質かつ適切な医療を効率的に提供できる体制の確保が目的となっている。

2040年に向けた構想では、85歳以上の高齢者の増加や人口減少が一層進む状況を見据え、全ての地域・全ての世代の患者が適切に医療・介護を受けながら生活できる体制の構築を目指す。同時に、医療従事者も持続可能な働き方を確保できる医療提供体制の構築に取り組むとしている。

医療提供体制の構築に向け、人口20万人以上を基本とした構想区域が設定される。都道府県及び各構想区域に設置される地域医療構想調整会議では、急性期拠点機能や高齢者救急・地域急性期機能など医療機関の機能確保と、医療機関間の役割分担について地域の関係者による協議が行われる。

各構想区域では、高度急性期・急性期・包括期・慢性期の病床機能ごとに2040年の必要病床数について推計が実施される。都道府県は地域医療介護総合確保基金を活用し、病床の機能分化・連携や医療機関の連携・再編・集約化に向けた取組を支援する。