行政
農林水産省
梅雨前線豪雨と台風25号の災害で農水施設の査定手続き効率化を拡大
イメージ写真 / 撮影: Miyuki Meinaka (Public domain / ウィキメディア・コモンズ) / 記事の内容と直接の関係はありません
農林水産省は、令和8年梅雨前線豪雨から台風第25号までの一連の気象現象による災害で激甚災害の指定が追加されたため、農林水産業施設の災害査定手続きを効率化する制度の対象を追加する。机上査定上限額の引上げや図面の簡素化などにより、被災地の早期復旧を支援する。
農林水産省は10月9日、令和8年梅雨前線豪雨から台風第25号までの気象現象による災害で、農林水産業施設の災害査定に要する期間を縮減する「大規模災害時の災害査定の効率化」の対象を追加すると発表した。激甚災害の指定の事前公表が追加されたことに伴う措置である。
効率化の主な内容は、机上査定上限額の引上げと採択保留金額の引上げ、査定設計書の簡素化の3点である。機上査定とは原則として現地調査により行う災害査定を、書類のみで行うもので、暫定法施設では従来の500万円未満から査定見込み件数のおおむね7割(農地、農業用施設は9割)までの額に引き上げられた。
採択保留金額も引き上げられ、暫定法施設では従来の2億円以上から2億円を超え採択保留された件数のおおむね6割までの額に変更された。採択保留とは事業費の決定見込額が一定額以上となる場合に、事業の採択を現地で行わず本省で行うことである。
設計図書の作成では、航空写真や代表断面図などを活用して査定設計書に添付する図面や写真が簡素化される。これらの措置により、現地調査件数の減少で査定期間が短縮し、採択保留件数が減少することで早期着手が可能となる。
効率化の対象となる区域は、令和8年10月8日時点の被害報告で算定された結果、農地の災害査定対象は35都道府県である。農業用施設は32都道府県、林道は14都道府県、漁港は5都道府県となっており、その後の調査結果により、対象施設以外の施設及び対象区域以外の区域においても必要に応じて対象とされる。
根拠となった一次情報
5件
本文中の事実が、発表資料のどの記述に基づくかを示しています。
引用部分は農林水産省の発表資料からの抜粋です。
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令和8年梅雨前線豪雨から台風第25号までの一連の気象現象による災害が激甚災害に指定され、農林水産業施設の災害査定の効率化の対象が追加された
激甚災害(本激)の指定の事前公表が追加で行われたことから、農林水産省では、被災した地域の早期復旧を支援するため、農林水産業施設について、災害査定に要する期間等を大幅に縮減する「大規模災害時の災害査定の効率化※2」の適用対象を追加します。
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机上査定上限額が引き上げられ、暫定法施設では500万円未満から査定見込み件数のおおむね7割(農地、農業用施設は9割)までの額に変更された
机上査定上限額の引上げ: 暫定法施設は 500万円未満 (負担法施設は1,000万円未満) →査定見込み件数のおおむね7割(農地、農業用施設は9割)までの額
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採択保留金額の基準が変更され、暫定法施設では2億円以上から2億円を超え採択保留された件数のおおむね6割までの額に引き上げられた
採択保留金額の引上げ: 暫定法施設は 2億円以上 (負担法施設は4億円以上) →2億円 (負担法施設は4億円) を超え採択保留された件数のおおむね6割までの額
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査定設計書に添付する図面等が簡素化され、航空写真や代表断面図等を活用することになった
査定設計書に添付する図面等を簡素化:設計図書の作成において航空写真や代表断面図等を活用など
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効率化の対象は35都道府県の農地、農業用施設、林道、漁港など複数の施設種別に適用される
北海道、青森県、秋田県、山形県、福島県、 茨城県、 栃木県、群馬県、千葉県、 神奈川県、 新潟県、富山県、石川県、福井県、 岐阜県、 三重県、滋賀県、京都府、大阪府、 兵庫県、 奈良県、 和歌山県、鳥取県、 岡山県、広島県、徳島県、香香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、鹿児島県