行政
農林水産省
令和8年度全国優良経営体表彰、38経営体が受賞
イメージ写真 / 撮影: そらみみ (Soramimi) (CC BY-SA 4.0 / ウィキメディア・コモンズ) / 記事の内容と直接の関係はありません
農林水産省と全国担い手育成総合支援協議会は、経営改善や地域農業の振興に優れた功績を挙げた農業者38経営体の受賞を決定した。農林水産大臣賞9経営体、経営局長賞11経営体、会長賞18経営体が選ばれた。
令和8年度全国優良経営体表彰の受賞者が決定した。表彰対象は経営改善部門(個人・法人)、技術革新部門、付加価値創造部門、地域創生部門、働き方改革部門、担い手づくり部門の6部門である。受賞者38経営体のうち、農林水産大臣賞が9経営体、経営局長賞が11経営体、全国担い手育成総合支援協議会会長賞が18経営体である。
経営改善部門では、契約栽培を重視した経営から先端技術の導入まで、多様な取り組みが評価された。大仁田繁利氏・貴美子氏の個人経営体は契約栽培率90%超で安定した販路を確保し、大型冷蔵庫や全自動移植機の導入により規模拡大と生産性向上を両立した。法人経営体では、農事組合法人グリーンティ土山が地域の茶園集積と大型てん茶工場の整備により抹茶需要に対応し、株式会社TAGOSAKUが従業員への権限委譲で労働生産性を高め、有限会社上室製茶が有機栽培への転換で海外需要を開拓した。
付加価値創造部門と地域創生部門の受賞者も、新たな販路開拓や地域資源の活用に取り組んでいる。株式会社関農園はふるさと納税と自社オンラインショップで高品質米を全量販売し、希少価値を創出する経営戦略を実践した。能登ワイン株式会社はブドウのオーナー制度で全国にファン層を獲得し、天候変動に強い安定経営を確立した。
担い手づくり部門では、新規就農者や若手農業者の育成に取り組む経営体が表彰された。株式会社OCファーム暖々の里は若手農業者組織の活動を通じて地域全体の人材育成に貢献し、農業大学校の研修生受け入れと農福連携により担い手の雇用・育成基盤を形成している。
根拠となった一次情報
9件
本文中の事実が、発表資料のどの記述に基づくかを示しています。
引用部分は農林水産省の発表資料からの抜粋です。
-
令和8年度全国優良経営体表彰の受賞者が決定し、農林水産大臣賞9経営体、経営局長賞11経営体、全国担い手育成総合支援協議会会長賞18経営体の計38経営体が受賞した。
農林水産大臣賞を9経営体、経営局長賞を11経営体、全国担い手育成総合支援協議会会長賞を18経営体が受賞。
-
大仁田繁利氏・貴美子氏の個人経営体が経営改善部門で大臣賞を受賞し、契約栽培率90%超の安定した利益率の高い販路を確保した。
毎シーズンの契約交渉を通じ、契約栽培率90%超の安定した利益率の高い販路を確保するとともに
-
滋賀県甲賀市の農事組合法人グリーンティ土山が経営改善部門で大臣賞を受賞し、大型てん茶工場の整備により抹茶需要拡大に対応した。
先行投資として大型てん茶工場の整備を行うとともに、乗用型農業機械の導入により、抹茶需要拡大を的確に捉え、収益性を飛躍的に向上させた。
-
富山県朝日町の株式会社TAGOSAKUが経営改善部門で大臣賞を受賞し、農作業計画の立案を従業員に権限委譲することで労働生産性を向上させた。
農作業計画の立案を従業員に権限委譲することで、限られた農業機械・施設の稼働率を向上させるなど、高い労働生産性につなげた。
-
鹿児島県志布志市の有限会社上室製茶が経営改善部門で大臣賞を受賞し、煎茶からてん茶生産へ転換して有機栽培を導入した。
煎茶中心の経営からてん茶生産へ転換するとともに、海外での抹茶需要に応えるため、有機栽培を導入
-
新潟県新発田市の有限会社アシスト二十一が経営改善部門で大臣賞を受賞し、衛星データを活用した栽培管理システムなどスマート農業技術を導入した。
衛星データを活用した栽培管理システムや営農支援アプリなどスマート農業技術を積極的に導入し、収集したデータを積極的に従業員と共有することで効率的な経営管理を実現した。
-
新潟県南魚沼市の株式会社関農園が付加価値創造部門で大臣賞を受賞し、ふるさと納税と自社オンラインショップで全量販売する経営戦略を実践した。
ふるさと納税、自社オンラインショップ、直売所だけで全量を販売しており、お店でしか買えないという希少価値を創出し
-
石川県穴水町の能登ワイン株式会社が付加価値創造部門で大臣賞を受賞し、ブドウのオーナー制度を導入して安定した販路を確保した。
ブドウの木のオーナー制度を導入し、安定した販路を確保するだけでなく、全国にファン層を獲得することで、天候に左右されない安定した経営を確立した。
-
愛媛県松山市の株式会社OCファーム暖々の里が担い手づくり部門で大臣賞を受賞し、若手農業者組織の活動を通じた人材育成に取り組んでいる。
若手農業者や新規就農者が学び合い、支え合う環境づくり(若手農業者組織「HAPP」の活動など)を進め、地域全体の担い手育成に貢献している。