経済
総務省
令和7年度決算で地方の歳出が増加、子育て政策費と教育費が伸長
イメージ写真 / 撮影: Rs1421 (CC BY-SA 3.0 / ウィキメディア・コモンズ) / 記事の内容と直接の関係はありません
総務省の地方財政審議会が9月25日、令和7年度地方決算について審議した。物価高騰の継続で地方の歳出が増加し、特にこども・子育て政策関連費と教育関係費が伸びた一方、地方税が歳入増の主要因となったことが報告された。
総務省の地方財政審議会は9月25日、令和7年度の都道府県と市町村の普通会計決算、公営企業決算について説明を受け、質疑応答を行った。令和7年度の地方財政は引き続き物価高騰の影響を受け、歳出面では物件費の増加とこども・子育て政策に関する費用の増加が顕著だった。
教育費の物件費が伸びている理由について、審議会でGIGAスクール構想で整備された1人1台端末の更新に係る費用の増加が主要因であることが説明された。文部科学省が都道府県に基金造成経費を交付し、都道府県が基金を通じて市町村に交付する仕組みになっており、決算統計では都道府県は市町村に対する補助費等として、市町村は委託料等の物件費として計上される。
歳入面では、令和7年度は都道府県民税が高止まりしつつ、市町村税も伸び、県・市ともに一番大きな増要因は地方税であった。この動きは前年度の令和6年度において都道府県で法人関係二税、市町村で交付税が伸びていたのと異なる展開となった。
公営企業の経営については、公営企業が独立採算を原則とすることから、物価高騰への対応として支出側での価格転嫁と収入側での料金引き上げの両方が重要であることが強調された。水道事業や下水道事業を始め料金改定を行った団体は増えているものの、さらなる引き上げが必要と指摘されている。
根拠となった一次情報
6件
本文中の事実が、発表資料のどの記述に基づくかを示しています。
引用部分は総務省の発表資料からの抜粋です。
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令和7年度の歳出面では、物価高騰等で物件費が伸びていることに加えて、こども・子育て政策に関する費用が伸びている
令和7年度の歳出面では、物価高騰等で物件費が伸びていることに加えて、こども・子育て政策に関する費用が伸びている。
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令和7年度は、都道府県民税が高止まりしつつ、市町村税も伸び、県・市ともに一番大きな増要因としては地方税であった
令和7年度は、都道府県民税が高止まりしつつ、市町村税も伸び、県・市ともに一番大きな増要因としては地方税であった。
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市町村で教育費に係る物件費が伸びている主な要因は、GIGAスクール構想で整備された1人1台端末の更新に係る費用の増である
主な要因としては、GIGA スクール構想で整備された1人1台端末の更新に係る費用の増である。
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文部科学省が都道府県に基金造成経費を交付し、都道府県が基金を通じて市町村に交付する仕組みになっており、決算統計上は都道府県では市町村に対する補助費等、市町村では委託料等の物件費に区分される
文部科学省が都道府県に基金造成経費を交付し、都道府県が基金を通じて市町村に交付する仕組みになっており、決算統計上は都道府県では市町村に対する補助費等、市町村では委託料等の物件費に区分される。
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公営企業は独立採算が原則なので、支出は物価高等を価格転嫁しつつ、収入は適切な料金の引き上げで賄う両輪が重要である
公営企業は独立採算が原則なので、支出は物価高等を価格転嫁しつつ、収入は適切な料金の引き上げで賄う両輪が重要である。
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水道事業、下水道事業を始め料金改定を行った団体は増えているが、さらなる引き上げが必要である
水道事業、下水道事業を始め料金改定を行った団体は増えているが、さらなる引き上げが必要である。