バター及び脱脂粉乳の輸入は、国内の需給状況に影響を与えないよう、独立行政法人農畜産業振興機構を通じた国家貿易が基本となっている。輸入枠は毎年1月に翌年度全体の数量を示し、5月と9月を基本に増減の必要性を検証する。

令和8年度の需給状況について、脱脂粉乳の需要は低迷する一方、バターの需要は業務用を中心に堅調に推移している。バターの在庫水準については、飲用需要の減少の影響を受けながらも年間を通じて堅調に推移し、年度末は4.4万トンとなる見通しが示されている。

生産動向が見通し難いことから上振れ下振れの両方の可能性があるとしつつも、現時点ではバターが欠品に至るとは積極的に評価できないと判断した。このため輸入枠は最低数量にとどめ、品目別の内訳も据え置くことが決定されたもの。

農畜産業振興機構は設定した輸入枠数量を分けて、基本的にバターは毎月、脱脂粉乳は需給状況に応じて輸入入札を実施する。