IAEAは2026年10月14日と16日に、福島県沖の水産物試料を採取し、前処理と分析の状況を確認する予定だ。10月14日の試料採取・前処理確認は福島県いわき市で午前8時から、10月16日の分析状況確認は千葉県夷隅郡御宿町で午前9時から行われる見通し。

IAEAは、東京電力福島第一原子力発電所の事故後における海域モニタリングデータの信頼性と透明性の確保を目的に、日本政府の要請に基づき2014年から分析機関間比較を実施している。今回はIAEAの海洋環境研究所と同位体水文学研究所に加え、中国、韓国、スイスの分析機関が参加し、さらなる信頼性と透明性の確保を進める予定だ。

この分析機関間比較では、福島第一原発周辺の海洋試料をIAEAと共同で採取・分割し、参加各機関が個別に分析した後、IAEAが分析結果を比較評価する。水産庁は2015年度から水産物の試料採取を担当している。

2021年度までは放射性セシウムの分析結果の比較評価のみを実施していたが、2022年度からはALPS処理水に係るトリチウムなどの分析結果についても同様の手法で比較評価している。