農林水産省は9月30日、東京都中央卸売市場に出荷される野菜の令和8年10月の生育状況と価格見通しを発表した。主産地等からの聞き取きに基づいている。はくさい、レタス、キャベツ、ほうれんそう、ブロッコリー、きゅうり、なす、トマト、ピーマンは平年を上回るか、やや上回って推移することが見込まれる。

はくさい価格が平年を上回る見込みの要因は、長野県産が9月の長雨と日照不足により生育不良や歩留まりの低下がみられ、10月の出荷数量が平年を下回ることにある。レタスも同様に、長野県産・群馬県産の生育不良と茨城県産の生育遅れにより、出荷数量が平年を下回る見込みだ。

一方、ばれいしょとたまねぎは価格が平年を下回って推移する見込み。北海道産が主流の両野菜とも、主産地の生育は概ね順調で大玉傾向であり、10月の出荷数量は平年を上回る見通しだ。供給量の増加が価格の低下につながると考えられる。

農林水産省は平成23年から、野菜の価格変動が大きくなる中で産地の出荷判断と消費者の購買行動の最適化を促すため、主産地や卸売会社からの聞き取りを実施し、生育状況と価格見通しを公表している。