農林水産省は、農林水産業・食品産業に関する申請や届出をオンラインで行う共通申請サービス(eMAFF申請)について、「eMAFF申請2.0」にリニューアルする。同省は農業者等の行政手続を効率化し、生産や経営に注力できる環境づくりを目的として、従来のeMAFF申請を運用していた。業務効率化に一定の効果があった一方、システムの利便性に課題があったため、利用者の声を踏まえて見直しを進めてきた。

改善の柱は「わかりやすい画面設計」と「役立つ機能の拡充」である。主な改善ポイントは、申請・承認画面の使いやすさ向上、入力時の迷いをなくす工夫、入力不備や資料添付不備の強化されたエラーチェック機能、帳票作成機能の強化、およびシステム上での通知・連絡の工夫が含まれる。また、申請者のログインIDを、デジタル庁が運営する共通認証システムのGビズIDに統一する。

eMAFF申請2.0は令和8年10月1日に稼働を開始し、制度ごとに順次利用を開始する予定である。従来のeMAFF申請は令和9年3月中旬に稼働を終了する予定であり、各制度の利用開始時期に応じて従来システムでの申請・審査を順次停止する。

10月1日から申請可能になる制度は、環境配慮のチェック・要件化、農業保険のうち農業共済(農業共済組合等による申請)、および都道府県から国へ申請する水産基盤整備事業等である。サービス開始以降、順次対象手続を拡大し、令和9年4月にかけて30制度360手続程度が申請可能となる予定である。