公正取引委員会は9月28日、関東地方におけるマンション大規模修繕工事で談合を繰り返したとして、関係事業者約40社に独占禁止法違反を認定し排除措置命令を下した。井林大臣は「発注者であるマンション管理組合の信頼を裏切り、その利益を害する談合は決してあってはならない」と述べ、この事案が信頼を著しく損なうものであり遺憾だとの見解を示した。

国土交通省は排除措置命令を受けた事業者に対し関係法令に基づき厳正に対処するとしている。同時に、事業者団体に対しては9月28日付けで同様の事案の発生防止に向けた取組に係る要請を行った。また、不安を抱える管理組合等への対応に万全を期すため、相談窓口等の周知を改めて行っている。

今回の事案を受け、国土交通省は有識者検討会を設置し、管理組合によるマンション大規模修繕工事の適正な発注等を推進するための方策について検討することを決めた。大臣は「できる限り速やかに結論を得るよう、議論を進めてまいりたい」とし、検討の進捗を急ぐ方針を示した。