「日本スタートアップ大賞2026」の表彰が令和8年9月25日に実施された。社会的なインパクトのあるスタートアップを称えるもので、今回は計317件の応募から有識者による審査委員会の選考を経て、内閣総理大臣賞から防衛大臣賞まで複数部門で受賞企業が決定した。

農林水産大臣賞(農業スタートアップ賞)に選ばれた「Oishii Farm株式会社」は、従来は量産が困難とされていた植物工場において、世界で初めていちごの安定量産とビジネスモデル化を実現した。東京都羽村市を拠点とする企業である。

同社は2026年8月に東京都羽村市にオープンイノベーションセンター(植物工場専用の研究開発施設)を開設した。培った植物工場技術をパッケージとして世界展開することで、農業分野での外貨獲得と食料安全保障への貢献が期待されている。

農林水産省は農業関連スタートアップの活躍を促し、農家所得向上につながる新たな技術やサービスの提供を促進するため、2017年の第3回から農林水産大臣賞を創設している。今回の表彰はこの目的に沿ったものである。