総務省消防庁は、林野火災における消火剤を活用した空中消火に関する検証を、岩手県、栃木県、山梨県、長野県、愛知県、愛媛県、福岡県の7か所で実施する。大規模林野火災への対応力の向上を図るもので、9月30日から11月6日にかけて各県で順次実施される。

検証では、実災害で使用される消火剤と同じく粉末状で水と混合した際に粘度を有するダミー剤を使用する。水との混合、ヘリコプター用消火バケットへの送液、ヘリコプターからの空中散布の一連の過程を実施し、実際の火災対応における効果的な運用方法と課題を確認する。

これらの検証は、「大船渡市林野火災を踏まえた消防防災対策のあり方に関する検討会報告書」を受けて実施される。消防庁は令和8年6月30日付で「林野火災の予防及び消火活動について」の通知を全国の消防機関に発出し、消火剤の効果的な活用方策を示している。

各地での検証日時・場所は以下の通り。岩手県釜石市は9月30日と10月1日、栃木県塩谷町は10月6日、山梨県富士川町は10月20日、長野県山ノ内町は10月2日、愛媛県松山市は11月6日、福岡県嘉麻市は11月2日に実施される。愛知県の日時と場所は調整中である。

雨天や航空ヘリが災害対応で出動する場合、検証が中止されるか、混合・送液のみの実施となる場合がある。