行政
国土交通省
井林新国土交通大臣、災害対応と新幹線整備を重点課題に
イメージ写真 / 撮影: そらみみ (Soramimi) (CC BY-SA 4.0 / ウィキメディア・コモンズ) / 記事の内容と直接の関係はありません
高市内閣で国土交通大臣に就任した井林辰憲氏が9月18日の就任会見で、相次ぐ大規模自然災害への対応を喫緊の課題とし、防災・減災、国土強靱化を重点的に推進する方針を示した。同時に新幹線整備の財源確保に向けて動く。
広告枠
記事上部(AdSense 設定後に表示されます)
井林大臣は会見で、令和8年熊本地震や令和8年8月千葉豪雨など相次ぐ大規模自然災害に触れ、災害対応に万全を期すとともに被災地の復旧・復興に省を挙げて取り組む姿勢を強調した。災害への対応では、TEC―FORCEによるインフラ被災状況調査と復旧支援、被災自治体からの要請を待たない「プッシュ型」対応を実施する。また千葉豪雨など都市型水害への対応として、9月18日に「水災害調査・対策検討委員会」を新設し、ハード・ソフト両面から総合的な対応策を検討する。
政策運営の柱として、大臣は①国民の安全・安心の確保②力強い経済成長の実現③個性をいかした地域づくりと持続可能で活力ある国づくり―の3点を挙げた。経済成長の実現では、高市総理の成長戦略に掲げられた「造船業の再生」「港湾ロジスティクスの強化」のほか、高規格道路や整備新幹線等の整備、物流・建設業の担い手確保、自動運転社会の早期実現に取り組むとした。
整備新幹線の建設では、北陸新幹線について小浜京都ルート桂川案が7月に与党整備委員会で採用されたが、沿線自治体から建設費負担への懸念が示されている。これに対し大臣は、令和9年度予算概算要求で北海道新幹線の追加費用と北陸新幹線の新規着工費について事項要求を行ったと述べ、関係省庁と連携して地方の財政負担への配慮を含めた検討を進める方針を示した。
中東情勢については、ペルシャ湾内に残る日本関係船舶が3隻であることを明らかにし、毎日の安否確認で各船員の無事が確認されていると述べた。また建設費高騰への対応として、スライド条項の適切な運用による価格転嫁協力を要請し、建設Gメンによる重点調査で適切な価格転嫁が行われるよう注意喚起を実施していると説明した。
このほか、開幕まで約半年となった横浜グリーンエクスポの成功に全力を尽くすとし、上下水道インフラの老朽化対策についても、第1次国土強靱化実施中期計画の推進が重要だとの認識を示した。
根拠となった一次情報
10件
本文中の事実が、発表資料のどの記述に基づくかを示しています。
引用部分は国土交通省の発表資料からの抜粋です。
-
井林辰憲氏が高市内閣の国土交通大臣に就任した
昨日、高市(たかいち)内閣で国土交通大臣を拝命しました井林辰憲です。
-
令和8年熊本地震と令和8年8月千葉豪雨が発生し、大規模自然災害が相次いでいる
令和8年熊本地震や令和8年8月千葉豪雨が発生するなど、大規模自然災害が相次いでいます。
-
政策の三本柱として「国民の安全・安心の確保」「力強い経済成長の実現」「個性をいかした地域づくりと持続可能で活力ある国づくり」に取り組む
「国民の安全・安心の確保」「力強い経済成長の実現」「個性をいかした地域づくりと持続可能で活力ある国づくり」を、政策の三本柱として、重点的に取り組んでまいります。
-
高市総理から「造船業の再生」や「港湾ロジスティクスの強化」に取り組むよう指示を受けた
高市内閣の「成長戦略」の戦略分野である「造船業の再生」や「港湾ロジスティクスの強化」のほか
-
横浜グリーンエクスポの開幕まで約半年であり、準備に万全を期す
開幕まで約半年となった横浜(よこはま)グリーンエクスポについては、準備に万全を期し、成功裏に終わるように全力を尽くしてまいりたい
-
総理から災害対応、令和の国土強靱化対策、自動運転導入促進を含む地域公共交通の確保、物流の革新に向けた抜本的・総合的な対策などについて指示を受けた
全閣僚共通指示とは別で、国土交通大臣に対してということですが、まず、災害対応をしっかり行うようにと。その上で、令和の国土強靱化対策、自動運転導入促進を含む地域公共交通の確保、「地域未来戦略」における産業クラスター計画の実行に必要なインフラ整備の推進、物流の革新に向けた抜本的・総合的な対策、観光業の振興を通じた地域の活性化、オーバーツーリズム対策などについて御指示をいただきました。
-
ペルシャ湾内に残る日本関係船舶は3隻であり、毎日安否確認を実施し各船員の無事が確認されている
ペルシャ湾内に残る日本関係船舶は3隻となっていますが、残る3隻についても、引き続き、毎日安否確認を実施し、各船員の無事を確認しているほか、水や食料等について必要に応じて補給を行うなど、現在までに特段の問題には至っていないとの報告を受けています。
-
北陸新幹線について小浜京都ルート桂川案が7月に与党整備委員会で採用された
北陸新幹線は小浜(おばま)京都ルート桂川(かつらがわ)案の採用を7月に与党整備委員会が決めました
-
令和9年度予算概算要求で、北海道新幹線の整備に追加的に要する費用や北陸新幹線の新規着工に要する費用について事項要求を行っている
令和9年度予算概算要求では、北海道新幹線の整備に追加的に要する費用や北陸新幹線の新規着工に要する費用について、地方の財政負担への配慮も含めた事項要求を行っています。
-
内水氾濫への対応について「水災害調査・対策検討委員会」を9月18日に新たに設置した
内水氾濫への対応について、「水災害調査・対策検討委員会」を9月18日に新たに設置し、関係部局と連携しながら、被害実態と浸水等の現象の把握、課題の抽出を行い、ハード・ソフト両面から総合的な対応策の検討を行っているところです。
広告枠
記事下(AdSense 設定後に表示されます)