金子大臣は9月17日、国土交通省会見室で退任会見を開いた。昨年10月21日の着任から本日で在任期間は332日となり、定例記者会見も就任時から退任時がちょうど80回目だと述べた。在任中は国民の安全・安心確保、力強い経済成長実現、地域づくりと国づくりの3つを柱に掲げ、現場主義で国土交通行政に取り組んだという。

在任中は大規模自然災害が相次いだ。令和8年熊本地震が7月28日に発生し、令和8年8月千葉豪雨をはじめとする線状降水帯による大雨も発生した。大臣は被災地視察で得た意見・要望を受け止め、被災地・被災者に寄り添った対応に全力で取り組んだと述べた。また昨年発生した埼玉県八潮市での道路陥没事故を踏まえた対策など、防災・減災、国土強靱化を強力に推進したという。

熊本地震への対応として、発災直後から15回の国土交通省非常災害対策本部会議を開催し、現場力・総合力を最大限発揮した。発災から約1か月で水道本管の復旧が完了し、約2週間で九州自動車道全線の一般車両通行が可能となった。9月18日には九州新幹線の全線が復旧する見込みとなった。8月27日に政府の非常災害対策本部において「被災者の生活となりわい支援のためのパッケージ」がとりまとめられ、国土交通省内に「令和8年熊本地震復旧・復興支援チーム」を設置し、九州地方整備局にも「熊本復興まちづくり・住まいづくり・土地対策支援チーム」を設置した。

経済成長対策として、令和7年度補正予算では国土交通省発足以来初めてとなる2兆円を超える公共事業関係費を確保し、令和8年度予算については東日本大震災以降最大規模の予算を確保した。また臨時国会と特別国会合わせて6本の法案を提出し、全て成立させた。