国土交通大臣は8月28日の会見で、政府の非常災害対策本部で決定された「被災者の生活となりわい支援のためのパッケージ」に関し、国土交通省関連の施策内容を説明した。同省関係の予備費は約438億円で、公共土木施設の災害復旧や観光復興に向けた支援に充てられる。

このうち旅行・宿泊料金の割引支援に約151億円を使用することが決定された。支援事業の名称は「九州ふっこう応援割」で、熊本県と鹿児島県は6割、その他5県は5割の割引率を設定。10月1日以降の宿泊分から各県が対象期間や予約開始日を弾力的に設定できる。

熊本地震による水道本管の断水は最大10万8千戸だったが、宇城市は8月28日に復旧し、氷川町は遅くとも29日までに完了する見込みとなった。日本水道協会の協力を得ながら、全国から最大で1日78班、約270人の水道技術者を派遣した結果、これまでの大規模地震と比較して約1ヶ月という短期間での復旧完了が実現する見込みだ。

九州新幹線については、JR九州が熊本~新水俣間の9月18日運転再開と、鹿児島本線宇土~八代間の10月中旬頃運転再開を公表した。新幹線は一部に徐行区間が残り最大8分程度の遅れが生じるが、博多~鹿児島中央間の全線運行再開により被災地の復興に寄与するとみられている。