金子大臣は、高市総理とあかま防災担当大臣とともに被災地を視察したと述べた。氷川中学校の避難所を訪問し、避難生活を余儀なくされている方々から直接話を聞くとともに、熊本県知事や県議会議長と意見交換を行った。視察では、現地での断水が大きな問題となっていることを確認し、給水支援として全国からの給水車の確保、八代港・三角港における海上保安庁の巡視船や港湾局の船舶による給水・入浴支援、水資源機構の可搬式浄水装置の派遣を行っていると説明した。

水道復旧の見通しについて、大臣は、氷川町では水道施設の導水管、浄水場、送水管まで点検し、概ね機能が確保されていることを確認したと述べた。今後、各家庭に水を配る配水管等の点検・復旧に取り組む。国土交通省は、他の市町も含め現在断水している地域において、8月初旬、8月中旬、8月末を目途に断水の解消を図るとしている。10年前の熊本地震では約3ヶ月半、能登半島地震では約5ヶ月を要したのに対し、今回は約1ヶ月強での解消を目指している。

高速道路の復旧について、大臣は、発災直後の約142kmの通行止めに対し、これまでに約42kmを解除し、約80kmについて緊急車両の通行が可能となったと説明した。九州道については、来週8月9日の週に宮原サービスエリアから坂本パーキングエリア間で緊急車両の通行が可能となる予定であり、8月後半には一般車両の通行も可能になる予定である。ただし、八代ジャンクションから八代南インターチェンジ間の妙見第一橋については、複数の橋脚が断層のずれの影響で沈下あるいは隆起し、1mを超える高低差が生じているため、本日8月4日にネクスコ西日本において有識者委員会を設置し、復旧方法を検討する予定である。

本日の閣議において、道路の災害復旧を実施するため、予備費206億円の使用が決定された。また、港湾については、八代港においては港湾法の規定に基づき、8月3日から国が港湾施設の一部を管理することとした。鉄道については、8月2日にJR鹿児島線の熊本-宇土間と三角線の全線において運転を再開し、肥薩おれんじ鉄道線の水俣-川内間で8月5日の始発から運転を再開する予定である。

避難生活の改善については、全日本トラック協会と連携してトラックを手配し、飲料や離乳食、簡易シャワーを広域物資輸送拠点に配送している。被災地の避難所トイレの逼迫に対応するため、道の駅の防災用コンテナ型トイレ7台とトイレカーを1台派遣している。熊本県内では94施設の宿泊施設が確保され、宇城市で3団地50戸、氷川町で1団地20戸の建設型応急仮設住宅の設置を決定し、昨日工事に着手した。国土交通省はTEC-FORCE263名による活動など全力で対応している。