鎌倉市では第1期計画において、歴史的建造物の保存活用、周辺市街地の環境整備、自然的環境の保全、歴史的遺産の保存・公開活用、地域の伝統文化の継承に取り組んできた。市民、関係団体、行政が連携して進められ、歴史的景観や文化財の適切な継承に向けた基盤整備が図られた。

第2期計画では、第1期で設定した6つの歴史的風致を深掘りし、新たに「鎌倉遊山にみる歴史的風致」を加えた7つの歴史的風致を位置付けた。「社寺における祭礼・行事や信仰」「海にまつわる活動」「若宮大路周辺における営み」「鎌倉遊山」「江ノ電」「別荘文化」「歴史的遺産と一体となった山稜の保全活動」が対象となっている。

これらを維持・向上させるため、重点区域である「古都鎌倉区域」を約1,776haに拡大した。歴史的建造物の保存・活用、良好な景観の形成、自然的環境の保全、文化財の公開・活用、伝統文化の継承を総合的に推進する予定である。

さらに文化財の修理・整備支援、歴史的建造物の活用促進、散策路や観光案内施設の整備、緑地保全、オーバーツーリズム対策、日本遺産事業、博物館事業、郷土文化の普及啓発など、多様な事業を展開する。これらを通じて鎌倉らしい歴史的風致の維持・向上と持続可能なまちづくりを推進する。