IAEAが第3回目となる分析機関間比較の結果をまとめた報告書を公表した。2024年に採取した海洋試料を対象としており、中国、韓国、スイスの分析機関も参加した。東京電力ホールディングス株式会社福島第一原子力発電所周辺の海洋試料をIAEAと日本政府が共同で採取し、各分析機関が個別に分析を行った。

報告書において、IAEAはトリチウムの分析などについて、日本の試料採取手順が代表的な試料を採取するために必要な適切な基準に従っていると記載している。また、今回のILC及び過去に得られた正確な分析結果から、日本の分析機関が高い能力及び信頼性を示していると評価した。

これらの結果は、日本の定常的な海域モニタリングとも一致しており、福島第一原子力発電所周辺の海洋環境の放射性核種濃度が引き続き比較的低く安定していることを示しているとIAEAは述べている。